運のいい人は品のある行動をとる
人の心に灯りをともす よりシェア
脳科学者、中野信子氏の心に響く言葉より…
《運のいい人は品のある行動をとる》
常日ごろ、品のある行動を心がけること…。
これが「ここぞ」という勝負のときに効いてくる場合があります。
たとえばドアの開け閉めを静かに行う。
お店で支払いをするとき、ていねいにお金を扱う。
やむおえず車のクラクションを鳴らすとき、何度もしつこく押さないようにする。
親しい人にもていねいな言葉遣いで話す。
このような、日常生活のあらゆる所作に品があるかどうかを意識するのです。
というのは、品のある行動がよい結果を生む場合が少なくないからです。
それを証明したのが、ゲーム理論の「しっぺ返し戦略」です。
しっぺ返し戦略は、ゲームを行う際に「基本は相手と協調路線をとり、相手が裏切ったときには裏切り返す、しかし相手が協調に戻ったらすぐに協調する」という方法で戦うともっともお互いの利益が大きくなる、というもの。
つまり、先手を打って勝とうとするのではなく、相手の一歩後を行く。
えげつない戦い方をするのではなく、社会性のある品のいい戦い方をするのです。
それが結局はお互いの利益につながります。
この戦い方は、私たちの日常にも十分に応用できます。
たとえば部下に仕事を頼むとき、上司に休暇願いを出すとき、夫に家事の分担を頼むとき、隣家の騒音に困り、やめてほしいとお願いするとき。
自分が有利になるように先手を打って勝とうとするのではなく、社会性のある品のよい行動で最終的なお互いの利益を狙うのです。
突然、隣家の人が「うるさい!」と怒鳴り込んできたら、何だかよくわからずともこちらもカッとなりそうですが、「すみませんが、実は音が気になりまして…」とていねいに言われたら聞いてみようという気になります。
粗野な振る舞いよりも、品のある行動のほうが人の心を動かすのです。
『科学がつきとめた「運のいい人」』サンマーク文庫
品がない人は、
「言葉が汚い」
「言葉にトゲがある」
「思いやりがない」
「気づかいがない」
「礼儀を知らない」
「グチや悪口、泣き言が多い」
「いやらしい笑い方をする」
「食べ方が汚い」
「姿勢が悪い」
「身だしなみがみっともない」
「車の運転が乱暴」
「下ネタ等ばかりでいやらしい」等々。
そして、みんなが喜んでいるようなときに、水をさすようなことを言う。
相手を不愉快にさせたり、嫌な気持ちにさせる人だ。
つまり、盛り下げる人。
「和顔愛語」(わげんあいご)という仏教の言葉がある。
なごやかで笑顔をたたえた顔と、愛ある言葉、思いやりのあるやさしい言葉で人に接するということ。
いつもしかめっ面で不機嫌な人に、運がいい人を見たことがない。
人が離れていくからだ。
反対に、「和顔愛語」の人には、魅力があり、人が集まり、運も集まってくる。
どんなときも、品のある行動をとることができる人でありたい。
平成の時代……とは言ってもほんの何年か前迄……どん人になりたいですか❓の問いに……美智子皇后様と答えていました😄
人に愛を持って接する人になりたいと思います❣️❣️❣️
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