働き方の工夫
人の心に灯りをともす よりシェア
松下幸之助氏の心に響く言葉より…
額に汗して働く姿は尊い。
だがいつまでも額に汗して働くのは知恵のない話である。
それは東海道を、汽車にも乗らず、やはり昔と同じようにテクテク歩いている姿に等しい。
東海道五十三次も徒歩から駕籠へ、駕籠から汽車へ、そして汽車から飛行機へと、日を追って進みつつある。
それは、日とともに、人の額の汗が少なくなる姿である。
そしてそこに、人間生活の進歩の跡が見られるのではあるまいか。
人より一時間、よけいに働くことは尊い。
努力である。
勤勉である。
だが、今までよりも一時間少なく働いて、今まで以上の成果をあげることも、また尊い。
そこに人間の働き方の進歩があるのではなかろうか。
それは創意がなくてはできない。
くふうがなくてはできない。
働くことは尊いが、その働きにくふうがほしいのである。
創意がほしいのである。
額に汗することを称えるのもいいが、額に汗のない涼しい姿も称えるべきであろう。
怠けろというのではない。
楽をするくふうをしろというのである。
楽々と働いて、なおすばらしい成果があげられる働き方を、おたがいにもっとくふうしたいというのである。
そこから社会の繁栄も生まれてくるであろう。
『道をひらく』PHP
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本書の中に「学ぶ心」という心に響く一文があった。
『自分ひとりの頭で考え、自分ひとりの知恵で生みだしたと思っていても、本当はすべてこれ他から教わったものである。
教わらずして、学ばずして、人は何一つ考えられるものではない。
幼児は親から、生徒は先生から、後輩は先輩から。
そうした今までの 数多くの学びの上に立ってこその自分の考えなのである。
自分の知恵なのである。
だから、よき考え、よき知恵を生み出す人は、同時にまた必ずよき学びの人であるといえよう。
学ぶ心さえあれば、万物すべてこれわが師である。
語らぬ木石、流れる雲、無心の幼児、先輩のきびしい叱責、後輩の純情な忠言、つまりはこの広い宇宙、この人間の長い歴史、どんなに小さいことにでも、どんなに古いことにでも、宇宙の摂理、自然の理法がひそかに脈づいているのである。
そしてまた、人間の尊い知恵と体験がにじんでいるのである。
これらのすべてに学びたい。
どんなことからも、どんな人からも、謙虚に素直に学びたい。
すべてに学ぶ心があって、はじめて新しい知恵も生まれてくる。
よき知恵も生まれてくる。
学ぶ心が繁栄へのまず 第一歩なのである。』
働き方をくふうし、改善し、アイデアを出すには、日頃の「学び」が必要だ。
謙虚な姿勢で学ぶことで、新たな発想が生まれる。
そして、それが生涯現役につながる。
どんなに年を重ねようと、学び続ける人には、まわりからオファーがあるが、学びを止めた人には声がかからない。
進歩がないからだ。
世の中の変化は一瞬たりとも止まることはない。
だからこそ、学び続けることが必要だ。
楽々と働いて成果をあげるため…
学び続ける人でありたい。
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『全ての森羅万象の中に、宇宙の摂理、自然の理法がひそかに脈づいている』
どんなに年を重ねようと、学び続ける人には、まわりからオファーがあるが、学びを止めた人には声がかからない。
全てに感謝し、教えて下さることを受け取る五感を大切に生きて行きたい😄