ストレスと友達になる方法
斎藤一治さんよりシェア
ケリー・マクゴニゲル(健康心理学者)
ストレスを健康への害としていたのは、実は自分の思い込みです。
ストレスを感じているときでも、周りの人への思いやりを忘れない人は、死亡の増加が見られなかったそうです。
⭐️私は健康心理学者なので 人を健康で幸せでいられるようにすることが私の仕事ですが 、過去10年間私が指導し続けたことは、人の健康の改善どころか害を及ぼしてしまったのではということです。
それは ストレスに関することです。
ストレスは病氣の原因になると何年も言ってきました。
ストレスは風邪から心血管疾患に至るまで、あらゆる病氣のリスクを高めると
基本的に 私はストレスを敵視してきたのですが 、私のストレスについての考えは変わりました。
(中略)
まずは悪いニュースから始めましょう。
前年にひどいストレスを経験した人たちは 死亡するリスクが43%高かったのです。
しかし、このことはストレスが健康に害を及ぼすと信じていた人たちだけに言えることでした。
ひどいストレスを経験しても、ストレスが無害だと思う人たちの死亡リスクは上がるどころか
ストレスが殆どなかったグループと比較しても 研究参加者の中で 最も低いものでした。
研究者は死亡者数を8年に渡り追跡し 18万2千人のアメリカ人が ストレスからでなくストレスが体に悪いと 信じていたことによって 死期を早めたと判断しました。
この推定が正しければ、昨年アメリカでは ストレスが体に悪いと信じることが 死因の第15位だったことになり、それは皮膚がんや HIV/AIDSや 殺人よりも多くの人の命を奪っていることになります。
(中略)
この研究で考えさせられたことは、ストレスに対する考え方を変えることで、「より健康になれるのか」という疑問でしたが、科学はイエスと答えています。
ストレスに対する考えを変えたら、ストレスに対する体の反応を変えることができるのです。
(中略)
心臓は高鳴り 呼吸は速くなり汗が噴き出ているかもしれません 。
普通これらの肉体的変化はプレッシャーに、うまく対応してない時の兆候か、不安感の表れだと思われています。
そうではなく、この反応が体に活力を与え 、チャレンジに立ち向かえるように 準備をしているのだと考えたらどうでしょう。
正に 、この考えがハーバード大学での研究で 参加者に教えられていた考えなのです。
社会的ストレステストの前に自分たちのストレス反応を 有用なものとして考え直すように教えられていたのです。
例えば 、高鳴る鼓動は行動に備えて準備をしていて 呼吸が速くなっても全く問題ではなく、脳により多くの酸素を送り込んでいると教えたのです。
このようにストレス反応は能力を発揮できるように 助けていると捉えるようになった参加者は、ストレスや不安が少なく、もっと自信を持てるようになりました。
でも私が一番驚いたことは 、ストレスに対する身体的反応の仕方が変わったことです。
普通、ストレス反応では 心拍数が増えて血管はこのように収縮します 。
これが慢性のストレスが 心臓病と関連づけられる理由の1つです。
常にこんな状態でいるのは本当に健康に良くありません 。
しかし研究では参加者がストレス反応を 有用なものと考えられるようになると、血管はこのようにリラックスしたままだったのです。
心臓は高鳴ってましたが 心血管がこの状態なら、ずっと健康的な状態です。
この状態は実は喜びや 勇氣を感じる時の状態にかなり似ています。
(中略)
健康心理学者としての私のゴールが変わりました。
もはや ストレスを取り除くのではなく、あなたがストレスと上手に付き合えるように目指します。
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健康法として、またカウンセリングのための勉強として……
「ストレスと付き合う方法」を教えても来ました💦
元の考え方が違ったのですね❗️ 目から鱗でした‼️