人生をどれほど楽しんできたか

2021年4月18日 0 投稿者: きょう。

人の心に灯りをともす よりシェア

小林正観さんの心に響く言葉より…

ダイヤモンドを持ってくることはできます。

金ももってくることはできます。

100人が100人とも、指さして「これは金だ、ダイヤモンドだ」ということはできますが、では「幸せ」というものを持ってくることのできる人はいるでしょうか。

宇宙的な意味で、絶対的な価値を持つものとして、誰もが認める幸せという名の現象、物体は、今も過去も存在していないのです。

では、なぜ幸せという言葉が存在するのでしょうか。

幸せは、「私」にだけ存在するからです。

「私」が幸せだと思ったら幸せ。

隣の人にとってそれが幸せなのではなく、全部「私」がそれを決めるのです。

今、目の前にある現象が来たとする。

この現象について私が、「あ、嫌なことだ、不快なことだ、イライラする」

と思ったとします。

思った瞬間にこれは嫌なこと、不快なことになります。

では、「私」がそう思わなかったら、この現象はただ通り過ぎるだけのこと。

ある現象が次に来たとする。

そのときに「私」が、

「あ、楽しい」

と思ったとします。

その瞬間にこれは楽しいことになります。

「楽しい」と思わなかったら、これはただ通り過ぎるだけのことです。

つまり、「私」が全部決めている、ということです。

幸も不幸も、勝ちも負けも、成功も失敗も、敵や味方も、全部自分が決めている。

「私」がそう決めなければ、敵も味方も、成功も失敗も、勝ちも負けも、幸も不幸も全部宇宙には存在しないのです。

全部ゼロ現象として存在している。

それをお釈迦様は「五蘊皆空(ごうんかいくう)」と言ったらしい。

重いとか軽いとか、暑いとか寒いというように色づけして、感想をつけて物事を評価したときに、その現象は実は全部「空」である、ということを後世の人々に伝えたかったらしい。

この一言が伝われば、そしてこの意味がわかると、私たちは悩みや苦しみから100%解放されるはずだった。

『幸せな人は知っている「人生を楽しむ」ための30法則』フォレスト出版

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小林正観さんは「物事のとらえ方」についてこう語っている。

『物事のとらえ方を、3つの帝国の住人になぞらえることができます。

「物事が半分しかないじゃないか」と否定することを、非(あら)ずの心で「悲しい」と書きます。

物事について「そうじゃないじゃないか」と非ずと否定する心が、悲しみ悲劇の元、ということを表しています。

そればかりを言っている国に住んでいる人を、私は「非帝国(否定国)の住人」と名づけました。

そして、「うれしい、楽しい、幸せ」と物事を何でも好ましいほうにとらえる人を「好帝国(肯定国)の住人」と言っています。

そして、コップに水が半分残っているのを見て、「何者かが半分も残してくださってありがたい」というようなとらえ方をする人、物事を何でも感謝の心で「ありがたい」という人。

私は東京の深川の生まれなので、江戸弁でこれを「ありが帝国(ありがてえ国)の住人」と名づけました。

非帝国の住人であってもかまわない。

それが楽しくて心地よければそこにいていいのです。

好帝国の住人でいるのが心地よければ「うれしい楽しい幸せ」と思って生きていけばよい。

それから何でも「ありがたい」と思って生きていくのが心地よいのであれば、その心地よいところで自分が生きていけばよい、ということです。』

「五蘊皆空(ごうんかいくう)」とは、仏教の言葉で、この世の全ての存在や現象は「空」であるという。

五蘊とは、5つの集まりのことで、色、受、想、行、識をいう。

色とは、肉体であり、身のまわり全てのもの。

受とは、感じること、知覚すること。

想とは、何かを想うこと、好き嫌い。

行とは、意思や、捉われた想い。

あの世に行くと、向こうで決まって聞かれることがあるという。

それは、「人生を、どれほど楽しんできたか」という問い。

つまり、人生という現象をどう捉えたか、という質問だ。

小林正観さんは、「幸も不幸も、勝ちも負けも、成功も失敗も、敵や味方も、全部自分が決めている」という。

つまり、この人生を楽しいと思うか、そうでないと思うかは自分が決めている。

この一度しかない人生を…

面白がって、楽しんで、愉快に、生きていく人でありたい。

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「幸も不幸も、勝ちも負けも、成功も失敗も、敵や味方も、全部自分が決めている」という。

あの世に行くと,決まって聞かれる問いがあるという。「人生を、どれほど楽しんできたか」という問い。

面白がって、楽しんで、愉快に、生きていく人でありたい。

同感です❣️❣️❣️